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企業のブランディングにおけるCM活用の効果とは?成功事例を紹介

2024/10/02
企業のブランディングにおけるCM活用の効果とは?成功事例を紹介

自社の認知やブランド力を向上させるにはブランディングCMが効果的です。しかし、まずブランディングCMとは何か、販促目的のプロモーションCMとの違いがわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではブランディングに効果的なCMとは何かを解説します。ブランディングCMについて理解を深めて、より効果的な作品を制作しましょう。

ブランディングCMとは

ブランディングCMとは

ブランディングCMとは企業や自社商材・サービスのブランド価値向上や、消費者への認知を促すための広告のことです。

ブランディングにCMを活用すると、より多くの消費者に自社やサービスへの興味をもたせられます。CMの放映・配信頻度、質の高さによっては大きな知名度も得られるでしょう。

企業や商材・サービスのブランド価値も向上するため、人材確保の面でも効果的です。CMを用いたブランディングが成功すれば「誰もが知るCMの企業で働いている」という従業員のモチベーションアップにもつながるでしょう。

また、同じ番組内で競合企業のCMを流すのは避けられることも多いため、他社競合との差別化を図ることも可能。

CMを効果的に活用すれば消費者の安心感や信頼感も得られます。企業のブランド価値や認知に課題を抱えている企業は、ブランディングCMの制作を検討してみてはいかがでしょうか。

ブランディングCMとプロモーションCMの違い

同じCMでもブランディングに注力したCMと販促目的のCMでは得られる効果に違いがあります。本項ではブランディングCMと販促目的のプロモーションCMについて違いを解説し、それぞれの特徴について解説していきます。

ブランディングCM

マーケティング戦略における「ブランディング」の面に注力したCMです。企業や自社商材・サービスのブランド力を高めることを目的としており、企業のイメージ戦略の一環として活用される機会が多い傾向にあります。

購買行動を目的とせず、企業が伝えたいメッセージを前面に押し出した映像が特徴です。

近年ではYouTubeをはじめにSNSの広告欄といったWeb媒体を用いたブランディング広告が多く見られますが、大手企業などは幅広い視聴者にリーチするためテレビでもブランディングCMを放映しています。

プロモーションCM

利用者や顧客の購買意欲を高める「販売促進」につながるCMのことです。販促目的のプロモーションCMは、自社商材やサービスの売上向上、顧客獲得を目的としています。

そのためテレビやWebサイト、動画配信サービスといったさまざまな媒体で、情報を広める目的で放映されています。普段、私たちが目にする映像は販売促進が目的のCMが多いでしょう。

本項ではブランディングCMとプロモーションCMの特徴や違いについて解説しました。各CMで得られる効果をしっかりと理解し、視聴者の心に響くCMを制作しましょう。

ブランディングCMが効果的な理由

ブランディングCMは、企業の想いを視聴者に伝えるマーケティング手法の一つです。本項ではブランディングCMが与える効果や理由を解説します。

企業の認知度がアップ

ブランディングCMで企業の想いをうまく伝えられれば、認知度が大幅にアップします。

メッセージの押し出し方や映像美へのこだわり、イメージキャラクターのインパクトなど、さまざまな要素を巧みに用いて視聴者に興味をもたせましょう。

競合他社との差別化

競合他社がブランディングCMをうまく活用できていない場合、差別化を図る大きなチャンスです。CMのクオリティが高ければ高いほど市場の中で目立つ存在となれるうえ、良いブランドイメージを与えられます。

信頼感・安心感につながる

ブランディングCMを放映すると、視聴者は「テレビやWebで広告を流している企業」と認識し、信頼や安心感を覚えます。

内容やクオリティに寄与する部分もありますが、信頼できる媒体であるほど視聴者は興味をもってCMを視聴してくれるでしょう。

社員のモチベーション向上

CMが世間に広まれば、社員も「あの有名企業の一員である」という誇らしさをもって仕事に取り組めます。

CMで打ち出しているメッセージが自身と親和性の高いものであれば、仕事に対するモチベーションも上がり効率化につながるでしょう。またCMを見て働きたいと思う求職者もいるため、将来的な人材確保も期待できます。

本項ではブランディングCMが効果的な理由を解説しました。企業の想いをうまくCMに乗せることができれば、認知度の向上や信頼・安心感の獲得、人材の確保といったさまざまな効果が得られます。

次項で解説する制作ポイントもしっかりと押さえてCM制作を行っていきましょう。

ブランディングCMを制作する際のポイント

ブランディングCMを制作する際のポイント

本項ではブランディングCMを制作する際に押さえておきたいポイントを解説します。

これからCM制作に着手する方は以下の点を意識して取り組んでみてください。

ターゲットを明確化する

まずはCMをどの層に見てほしいのか、ターゲットを明確にすることが重要です。なぜなら獲得したいターゲット層によって、CMを流す媒体や時間帯がまったく変わってくるからです。

たとえば10代女性をメインターゲットに置いている場合、朝のテレビ番組の合間にCMを流してもあまり効果が見込めないため、SNSなどで定期的にCMを流した方が興味をひきつけることができるでしょう。

自社のニーズや顧客理解を深めて、ターゲット層を浮き彫りにすると制作する内容の方向性も掴みやすくなります。

伝えたいコンセプトを確立する

ブランディングCMにおいて不可欠な要素は「コンセプトの確立」です。

企業や自社商材・サービスの発信したい想いが確立していないと、どんなにCMを打っても視聴者の心には響きません。まずはCMによって何を伝えたいのか、どう感じてほしいのかを洗い出してみましょう。

なお企業から発信するメッセージが多いと、視聴者はCMを見ても何を言いたいのか理解できない可能性があります。そのため、コンセプトの確立の段階で伝えたいメッセージは「一つに絞っておく」のが適切です。

消費者が共感できる内容を意識する

CMは消費者が共感できる内容を意識して制作しましょう。視聴者はCMの背景にある企業の想いや伝えたいメッセージを読み取り、自身の価値観とすり合わせを行います。

その後、企業への興味やブランドへの関心から情報収集を始め、ブランドのファンや顧客になっていきます。

そのため、CMを制作するうえではメッセージに親和性をもたせる、親近感を与える映像にこだわるといった共感を呼ぶ工夫を施す必要があるでしょう。

映像クオリティにこだわる

どれほどメッセージが良いものであっても、適当な構成や映像の稚拙さで視聴者の興味は損なわれてしまう可能性があります。

せっかくCMを打ったのに、効果が出なかったという結果で終わるのはあまりにももったいないため、ブランディングCMを打つ際、クオリティへのこだわりは徹底しましょう。

ブランドコンセプトを軸として置き、その軸に沿って役者のキャスティングやシナリオ・ストーリーの作成、撮影場所や日程の確保などを綿密に行い、映像自体を一作品として仕上げることで新規顧客やファンの獲得が可能になります。

本項ではブランディングCMを制作する際に押さえておきたいポイントを解説しました。

ブランディングCMを打つ際は、視聴者の記憶に残るような映像を作るのを意識すると制作がしやすくなります。

また制作前にターゲットやコンセプトを明確化し、映像のクオリティへのこだわりを徹底すると必然的に効果も出てくるでしょう。

ブランディングCM成功事例4選

本項では実際にブランディングCMを制作し、成功した事例を4つご紹介します。いずれの企業もメッセージやストーリーテリングにこだわり、顧客のファン化に成功していますので、ぜひ参考にしてみてください。

事例1:学生への応援メッセージを込めた健康食品のCM

あるバランス栄養健康食品は、「見せてやれ、底力」というメッセージを軸に学生からの共感を得られるCMを制作しました。

勉強で朝から深夜まで忙しい学生に向けたメッセージは、学生だけでなく日々を頑張る社会人からも支持されて大きな注目を集めています。

このCMの大きな成功ポイントは「共感性」にあります。学生をテーマにした映像であっても幅広い層から共感をもたれた要因は、かつて学生であった人なら経験するであろう「受験」を映像のテーマとして置いたからです。

思い悩む時期は誰もが共感するところがあり、現代の若者はもちろん、大人からも共感を得られる結果となりました。

事例2:女性タレントを用いた美容エステ脱毛のCM

2つ目の成功例は、美容エステ脱毛のブランディングCMです。この広告は女性タレントを起用し、全国でテレビCMとして放映されました。

美容エステ脱毛を展開する企業は「ただの脱毛ではなく、美しくなった自分を見てポジティブになり、多幸感を得てほしい」という想いを込めて、そのイメージにマッチングした女性タレントをキャスティング。

脱毛を経て美しくなった自分を広告の女性タレントと重ねられるようなイメージで作り上げたことが成功の要因です。

また脱毛に興味はあるものの躊躇している女性に向けて、CMでは「ゴールがあるから、美しい」というキャッチコピーを掲げました。

このコピーは終わりのある脱毛を印象付けるために定められたもので、「いつまで続くかわからない」という潜在顧客の不安を取り除くことに成功しています。

事例3:アルコール・清涼飲料水製造販売企業のブランディングCM

3つ目の事例はアルコール・清涼飲料水製造販売企業のブランディングCMです。

イメージキャラクターである女性タレントが演じる日常が映し出されたWebCMをプロモーションサイトで公開したところ、SNS上で高い評価を獲得しました。

このCMの成功要因は映像内の仕掛けにあります。CMをクリックするとSNSでシェアができる工夫が施されており、シェアした人のみが映像の続きを視聴できるなど、さまざまな遊び心で視聴者の興味を強く引きつけました。

このように、メッセージ性だけでなく映像自体に工夫を凝らす手法もブランディングでは有効です。

事例4:企業認知度を大幅に高めた農機具メーカーのブランディングCM

4つ目はある農機具大手メーカーのブランディングCM事例です。

同企業はブランディングCMの放映後、企業イメージ調査ランキングで100位以内へのランクインを果たし、認知度や好感度を高めることに成功しています。

同企業はブランドパートナーである女優を起用し、60秒に渡るメッセージ性の高いCMを国際的なスポーツ中継の合間に流し続けました。

世界各地で奮闘する社員たちの様子が映し出された映像は視聴者層にマッチし、これまで同企業についてあまり知らなかった層にも企業名を認知させることができました。

本項ではブランディングCMの成功事例を4つご紹介しました。CMにストーリー性やメッセージ性、また視聴者の興味を強く引くような遊び心があると、企業や自社商材・サービスの認知度が大きく高まります。

成功事例を参考に、魅力的かつ心に響くCMを制作しましょう。

まとめ

本記事ではブランディングCMの効果や成功事例をご紹介しました。CMにはさまざまな活用法がありますが、まずは視聴者の記憶に残るイメージを作り上げることが大切です。

あと一歩興味を引く要素が足りないと思ったら、タレントや芸能人の起用を検討してみましょう。自社のイメージに適した著名人を起用することで、視聴者の関心を得られます。

「でも著名人の起用にはコストがかかるから…」とお悩みの方には、低額で利用可能なタレントサブスクサービスがおすすめです。

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