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アンバサダーとは?アンバサダーマーケティングや芸能人を起用するメリット、企業事例を解説

2025/07/04
アンバサダーとは?アンバサダーマーケティングや芸能人を起用するメリット、企業事例を解説

自社商材の広告効果を高めるために、芸能人を「アンバサダー」として起用する企業は珍しくありません。「自社のアンバサダーとして芸能人を起用したい」と検討している企業も多いでしょう。

しかしなぜ、多くの企業は芸能人やアスリートを自社のアンバサダーとして起用しているのでしょうか。本記事では、アンバサダーの概要や役割、芸能人をアンバサダーに起用するメリットや注意点を解説します。

目次

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アンバサダーとは?

アンバサダーとは?

アンバサダーとは、「大使」や「使節」を意味する言葉です。ビジネスシーンでは「宣伝大使」「広告塔」などの役割を意味し、アンバサダーは企業からの依頼を受け、企業や商品の顔としてさまざまな活動を行います。

多くの企業では、アンバサダーを起用した広告プロモーションのほか、テレビCMや広告でのPR活動、イベント出演、芸能人のSNSアカウントでの宣伝などを実施しています。

アンバサダーマーケティングとは

アンバサダーマーケティングとは、企業がアンバサダーを通じて商品やサービスの魅力を発信するマーケティング手法です。

SNSを中心に、自然で信頼性の高い口コミ情報を広められるのが特徴で、アンバサダーは元々その商品・サービスのファンであるため、発信内容に説得力があります。

また、アンバサダーマーケティングでは、フォロワー数よりもエンゲージメントや発信内容の質が重視されます。そのため、「信頼性の高い口コミ」「消費者目線のフィードバック」「中長期的なブランディング」などの効果が期待できるでしょう。

企業は新商品の試用や特典の提供を通じて、アンバサダーとの関係を強化し、長期的な宣伝活動につなげられます。

インフルエンサーとの違い

アンバサダーは企業から公式に任命され、ブランドや商品への共感と愛着を前提とし、長期的にブランドイメージを象徴する存在として起用されています。好意に基づく無償活動や特典形式が多いのもアンバサダーの特徴です。

一方、インフルエンサーは主にSNSで大きな影響力を持ち、短期間・単発での情報発信を行う立場で、報酬目的で活動するケースが少なくありません。

また、インフルエンサーマーケティングは「量」、アンバサダーマーケティングは「質」に重きを置いているのも特徴の一つです。インフルエンサーは多様な商品を紹介しますが、アンバサダーは特定ブランドへの一貫した愛着と発信が求められます。

アンバサダーは、リアルな使用体験をもとにした信頼性の高い口コミを提供することで、企業にとって強力なファン育成手法となります。

アンバサダーマーケティングで芸能人・タレントを起用する3つのメリット

本項では、アンバサダーに芸能人を起用すると得られるメリットに関して詳しく解説します。

・商材をイメージアップできる
・プロモーション効果が高まる
・自社のブランディング効果も期待できる

上記のメリットを参考に、アンバサダーマーケティングでの芸能人・タレント起用を検討してみてください。

商材をイメージアップできる

俳優や女優、アイドルやアスリートなど、著名人がアンバサダーに就任すると、ファンに商材・サービスを認知してもらうきっかけができます。そして、認知を得た自社商材・サービスはアンバサダーの人気を通じ、信頼性をアピールできます。

「この人がイメージキャラクターならよい商品かもしれない」とのプラスのイメージから、興味をもってもらいやすいのが強みです。

そして、商材・サービスに好感をもった層からの購入にもつなげやすくなるため、アンバサダーの起用は商材・サービスのイメージアップの効果が期待できるでしょう。

プロモーション効果が高まる

アンバサダーに芸能人を起用すると、芸能人を軸とした自社商品の宣伝施策を構築できるため、プロモーションが行いやすくなるのもメリットです。

たとえば、自社と出身地が同じ芸能人を起用した場合、同地域の人が注目してくれるようになり、関連した団体や企業が興味を持ってくれるなど、相乗効果が生まれやすくなります。

また、自社とのイメージに合うかを重視する場合は、著名人を探す際にファン層やファンの傾向などもチェックしておくとよいでしょう。

自社のブランディング効果も期待できる

アンバサダーに就任した芸能人は、企業のイメージキャラクターとして好意的な意見や情報を発信してくれるため、自社の独自性をアピールし、他社との差別化を目指せます。

身近な例では、ファッションブランドのアンバサダーに人気俳優・女優が就任する例が挙げられます。人気俳優や女優をアンバサダーに起用すると、ブランドイメージと芸能人の印象につながりが生まれ、ファン層に好意的なイメージを与えられるでしょう。

このように、アンバサダーによってブランドのイメージを強く押し出すと、長期的に同じ芸能人を起用してブランドイメージを印象づけられるので、企業のブランディング確立につなげられます。

アンバサダーマーケティングで芸能人・タレントを起用する際の3つの注意点

アンバサダーとして芸能人を起用する際、多くのメリットがある一方、いくつかの注意点もあります。

本項では、アンバサダーの芸能人起用でおさえておくべき注意点をご紹介します。

・自社イメージにマッチする芸能人を探すのは容易ではない
・大きなコストがかかる
・不祥事によるイメージダウンにつながる

上記の注意点を参考に、アンバサダーマーケティングの成功につなげてみてください。

自社イメージにマッチする芸能人を探すのは容易ではない

芸能人といっても、俳優・女優、歌手、モデル、マルチタレントから芸人とさまざまで、自社のブランドや商材のイメージにマッチする芸能人を選定するのは簡単ではありません。そのため、あらかじめアンバサダーの人物像を明確にしておく必要があります。

たとえば、「クールなイメージの芸能人をアンバサダーに起用したい」と簡単な人物像が設定されていれば、候補となる芸能人をある程度絞れるでしょう。

また、自社のイメージに合うアンバサダーを見つけるには、プライベートでの雰囲気やSNSの投稿内容、フォロワーの属性など広い視点で調査をするのも重要です。

ちなみに、アンバサダーの芸能人起用で成功を収めている企業は、選定にしっかりと時間をかけ、選定後は積極的にコミュニケーションをとりながら企画を進める傾向があります。

大きなコストがかかる

芸能人を自社のアンバサダーとして契約を結ぶ場合、単発の広告起用の場合とは違ってイメージキャラクターとしての側面が強いため、通常は中長期的な契約になります。

広告に芸能人を起用できれば自社商品・サービスの認知度が向上する一方で、著名人になるほど、契約やイベントへの出演費など、各種費用は高くなりがちです。

また、想定していたほど宣伝効果が得られない場合、かえって損失につながってしまう可能性もあります。

このため、アンバサダーを起用する場合は、どの程度の広告効果が期待できるか、多角的な視点から慎重に検討する必要があるでしょう。

不祥事によるイメージダウンにつながる

仮にアンバサダーに芸能人を起用できても、起用した芸能人が不適切な発言をして炎上してしまうなど、不祥事によって想定外の危機に直面する場合があります。特に近年はSNSや動画配信など露出機会が増えているため、思わぬきっかけで炎上につながるケースも少なくありません。

このような場合、アンバサダーを務める商品やサービスのイメージもダウンして逆効果になるため、不祥事によるイメージダウンが起こる可能性も事前に理解しておきましょう。

アンバサダーの力を最大限に活かす3つの方法

アンバサダーの力を最大限に活かす3つの方法

本項では、起用したアンバサダーの力を最大限に活かす方法を3つ紹介します。

・商材の広告に起用する
・自社のイメージキャラクターに起用する
・CMキャラクターに起用する

それぞれの方法を参考に、アンバサダーをうまく活用していきましょう。

商材の広告に起用する

Web広告や紙媒体の広告では、自社商材の広告塔としてアンバサダーに芸能人を起用するパターンが多く見られます。たとえば、LPのメインビジュアルや広告出稿時のバナー、会社のホームページでの活用など、ジャンルを問わず多岐に渡る起用が挙げられます。

商材や企業をアンバサダーがアピールしてくれるため、広告効果に留まらず、自社のイメージアップなど副次的な効果も期待できるのが特徴です。

企業がどのような広告媒体で起用するかはケースバイケースになるため、費用面も考慮しつつ、しっかりとした計画を意識しましょう。

自社のイメージキャラクターに起用する

商材やサービスの広告塔としてだけでなく、会社自体のイメージキャラクターとして芸能人のアンバサダーを起用する方法も定番です。

芸能人本人のキャラクターを軸に、「〇〇会社といえば、タレントのAさん」と自社のイメージキャラクターとして定着させます。これによって、自社のブランディングやイメージアップなどの効果が期待できるでしょう。

商材のイメージだけでなく、自社のブランディングにも注力していきたい場合には、芸能人をアンバサダーとして起用するのは効果的な手段です。

CMキャラクターに起用する

テレビCMやWebCMなどの動画広告では、ストーリーを作り、芸能人に演技してもらうと、ユーザーからの興味を引きやすい内容に仕上げられるのが特長です。

また、テレビや動画プラットフォームでCMを流すと、より多くの人に自社の商材を知ってもらう機会を創出できます。広告予算を潤沢に持っている企業であれば、商材や企業のCMにアンバサダーに芸能人を起用して同業他社と明確な差別化を図り、さらに多くの注目を集められるでしょう。

また、自社のアンバサダーに芸能人を起用するだけでは、効果を最大化できません。アンバサダーを自社の宣伝施策にどのように組み込んでいくかの綿密な計画が、プロモーション効果を高めます。

なお、以下よりアンバサダー契約でプロモーションを活性化する方法が記載された資料をダウンロードできるので、ぜひ参考にしてみてください。

アンバサダー契約でプロモーションを活性化する方法

アンバサダーマーケティングを行う手順【5STEP】

アンバサダーマーケティングを行う手順は以下の5つのステップです。

1.アンバサダーを起用する趣旨・目的を明確化する
2.アンバサダーの条件を決める
3.企業理念・経営理念に即した適切な人選か確認する
4.協力要請・メリットや報酬の提示を行う
5.継続的なコミュニケーションと関係構築を行う

それぞれ詳しく解説していきます。

1.アンバサダーを起用する趣旨・目的を明確化する

アンバサダーマーケティングを始める際は、まずアンバサダーを起用してどのような宣伝・PR活動を行うのか、目的を明確にする必要があります。

新規顧客獲得、既存顧客のロイヤリティ向上、認知度向上など、達成したい目標設定が大切です。目的が曖昧なまま進めると、ミスマッチや再選定の手間が発生しかねません。そのため、趣旨に基づき、今後の選考や施策全体に一貫性をもたせるのが重要です。

2.アンバサダーの条件を決める

自社商品やサービスのファンを対象に、アンバサダーを募集する条件や推薦制度で選出を行う条件を決めます。条件の例としては以下の通りです。

・SNS投稿内容
・情報発信頻度
・フォロワー数
・自社商品への愛着度(購入回数、投稿履歴など)

また、ブランドイメージや訴求したいターゲット層に合致するかどうかも確認が必要です。年齢層や性別、ライフスタイルなども考慮し、商品・サービスの魅力を的確に伝えられる人物を選ぶのが重要です。

3.企業理念・経営理念に即した適切な人選か確認する

次に、条件に当てはまる候補者が、自社に適切な人選か、企業理念や経営理念の観点から再度確認します。具体的には、以下のような観点で確認するとよいでしょう。

・責任感があり、長期的に活動できるかどうか
・商品やサービスの魅力を自分の言葉で表現できるかどうか
・炎上リスクやネガティブ投稿歴がないかSNS上の振る舞いはどうか
・自社の企業理念や価値観と一致するかどうか

書類やSNSを確認しただけでは判断が難しいため、面談やアンケートを通じて、候補者の熱意や表現力を直接確認するのがおすすめです。

4.協力要請・メリットや報酬の提示を行う

アンバサダーに協力要請を行う際は、活動内容や期待される成果、投稿頻度や期限を明確に伝えるのが重要です。

また、金銭以外の特典を提示し、活動へのモチベーションを高めるのも効果的です。新商品の無料提供や限定イベントへの招待、グッズ進呈、社内ツアー参加権など、アンバサダーにとって魅力的な特典を用意しましょう。

アンバサダーが得られるメリットが明確かつ魅力的であると、活動の意欲に直結します。

なお、以下の記事では、アンバサダー契約とスポンサー契約の違いや、費用の内訳に関して詳しく解説しています。アンバサダーとの契約を検討している企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

5.継続的なコミュニケーションと関係構築を行う

アンバサダーマーケティングを成功させるためには、継続的なコミュニケーションと関係構築が不可欠です。

定期的に企業から情報提供を行い、アンバサダーの活動をサポートしましょう。また、活動に対するフィードバックや感謝を伝える場を設けたり、他のアンバサダー事例や成功体験を共有し、モチベーションを維持するのも効果的です。加えて、相談窓口を設けるなど、コミュニケーションの継続体制を整備するのも忘れてはいけません。

SNS活動以外にも、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の活用やリアルイベントの連携などで関係性を強化するのもおすすめです。

アンバサダーマーケティングを行う3つの企業事例

アンバサダーマーケティングを行う企業事例を3つ紹介します。

・ホテルニューオータニ東京|ホテルの魅力拡散を目的としたアンバサダー起用
・SONY「Xperia(エクスペリア)」|ブランド認知拡大を目的としたアンバサダー起用
・ワークマン|商品開発への意見反映を目的としたアンバサダー起用

それぞれ詳しく解説していきます。

ホテルニューオータニ東京|ホテルの魅力拡散を目的としたアンバサダー起用

ホテルニューオータニ東京のアンバサダーは、新装ルームの試泊や新作スイーツの試食、イベント参加などの体験をSNSで発信しています。

アンバサダーの選考は、Instagramにてハッシュタグを用いて投稿して応募する仕組みで、選ばれたアンバサダーはホテルの公式サイト経由でエントリーされ、ホテル側からイベント招待や記事投稿依頼を受けます。

ホテルのリアルな魅力を消費者目線で発信するのが、アンバサダーを起用する目的です。

SONY「Xperia(エクスペリア)」|ブランド認知拡大を目的としたアンバサダー起用

SONYのスマートフォンブランド「Xperia(エクスペリア)」は、ジャンルを問わず多様なアンバサダーを起用し、スマートフォンの魅力をSNSで発信するプロジェクトを展開しています。

アンバサダーの募集は、専用サイトから登録し、名前・ニックネーム・年代・住まいなどを入力すると参加可能で、限定イベント参加、新機種情報の先行案内などの特典が用意されています。

消費者視点でのリアルな使用感の発信を通じて、ブランド認知拡大を図っているのが特徴です。

ワークマン|商品開発への意見反映を目的としたアンバサダー起用

ワークマンは、現場向け商品を一般顧客がキャンプ用に活用したことをきっかけに、アンバサダー施策を開始しました。

アンバサダーには金銭報酬を与えず、新商品の先行情報提供や商品開発参加などの特典を提供しています。アンバサダーは、日常生活やアウトドアシーンでの商品の利用法をSNSで紹介します。

商品開発に意見が反映される仕組みが整っており、リアルな声をマーケティングに活用しているのが特徴です。

出典元:

アンバサダー起用が難しい場合はタレントサブスクを活用しよう

芸能人のアンバサダー起用は高額なコストが発生するため、実現できる企業は限られています。そのため、低コストで自社商材の広告に芸能人を起用したい場合は、月額/年額でタレントの素材を提供してもらえるタレントサブスクサービスが使いやすくておすすめです。

タレントサブスクサービスにはさまざまな種類がありますが、ACCEL JAPAN(アクセルジャパン)のサービスでは、タレントの提供素材が豊富な点やクレジット表記が不要※でクリエイティブの自由度が高く、定期的な打ち合わせなどサポート内容も充実しています。

また、アクセル ジャパンでは提供素材を使った広告をマスメディアに活用できるため、単なる広告のイメージキャラクターではなく、自社の顔として広くアピールできるでしょう。

予算には限りがあるものの、自社商材のプロモーションに芸能人を起用したい、そのような場合には、タレントサブスクサービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

(※規定あり)

導入事例を公開中

なお、タレントサブスクに関しては以下の記事で詳しく解説しているので、興味がある場合には、ぜひチェックしてみてください。

タレント起用なら「アクセルジャパン」がおすすめ

自社のイメージにマッチする芸能人をアンバサダーに起用すると、企業は大きな宣伝効果を得られます。

ただし、基本的に中長期的な契約となるアンバサダーは、どの企業でも起用できるものではありません。自社の予算などに限りがある場合、芸能人を起用したタレント広告の出稿などにはタレントサブスクの利用がおすすめです。

なお、タレントサブスクの利用に興味がある場合には、ぜひアクセル ジャパンをチェックしてみてください。

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