動画広告の成功事例7選!制作のコツ・失敗ポイント・効果を高める戦略を徹底解説

「動画広告を出したいけれど、本当に効果があるのかわからない」
「成功事例を参考に自社の施策を設計したい」
とお考えではありませんか。
動画広告市場は2027年に1兆円を超える見込みで、今やデジタルマーケティングの中核を担う手法です。

本記事では、YouTube・Instagram・TikTok・LINEなど7つのプラットフォーム別の成功事例を紹介し、制作のコツや失敗を防ぐ注意点、タレント起用による効果まで体系的に解説します。
なお、後述しますが、動画広告にタレントを起用する方法もあります。もし、タレントを起用した動画広告に興味がありましたら、「ACCEL JAPAN(アクセルジャパン)」のタレントサブスクについてまとめている下記資料をぜひご覧ください。
有名人を広告に起用する効果
参考記事:株式会社サイバーエージェント「サイバーエージェント、2023年国内動画広告の市場調査を発表」
目次
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動画広告とは?種類と注目される理由
動画広告は急速に勢いを増し、現代のデジタルマーケティングで重要な役割を果たしています。人気の動画広告にはいくつかの種類があり、それぞれの使い方次第で効果も変化します。ここではそれぞれの特徴とメリットを紹介します。
- 動画広告の種類(インストリーム・アウトストリーム)
- SNS動画広告が注目される理由
動画広告の種類(インストリーム・アウトストリーム)
主な動画広告の種類には、大きく分けると動画コンテンツの中で再生される「インストリーム広告」と、バナーやアプリのフィードで再生される「アウトストリーム広告」があり、それぞれさらに細かく分類されます。
| 種類 | 配信場所 | 特徴 | 代表的な媒体例 |
|---|---|---|---|
| インストリーム広告 | 動画コンテンツの前後・途中 | 視聴者の目に必ず触れる高い訴求力 | YouTube、TVer |
| インバナー広告 | Webサイトのバナー枠 | ターゲティング精度が高い | Yahoo!ディスプレイ広告 |
| インリード広告 | SNSフィード・記事コンテンツ間 | 自然な表示で違和感が少ない | Instagram、Facebook、X(旧Twitter) |
インストリーム広告はYouTubeなどの動画コンテンツの前後や途中に画面内に表示されるものです。テレビで流れるCMをイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。動画の視聴者の目に必ず触れる高いアピール力がメリットのひとつです。
アウトストリーム広告はさらに「インバナー広告」と「インリード広告」に分かれます。インバナー広告はWebサイトのバナー枠に配信される動画広告で、ターゲティング精度が高い点が強みです。
インリード広告はSNSのフィードや記事コンテンツの間に表示される形式で、ユーザーのスクロールに合わせて自然に再生されます。
SNS動画広告が注目される理由
中でも「アウトストリーム広告」のひとつ、「インリード広告」と呼ばれるSNSのタイムライン上に表示される動画広告が注目を集めています。
その理由としては、SNSのメインコンテンツと並列で見せられるため、ユーザーに違和感なく自然な流れで広告を見てもらえること、シェアにもつながりやすく拡散効果が期待できること、短い動画でも十分にアピールできることなどが挙げられます。
動画広告の種類による違いを理解して、時間をしっかりかけてPRしたい、SNSを見ている中で自然に見せたいなど、希望するやり方に合わせて使い分けるのが良いでしょう。
動画広告の効果・メリット
動画広告には、映像と音声を組み合わせた高い訴求力やSNSでの拡散性など、他の広告手法にはない強みがあります。主なメリットは以下の通りです。
- 映像と音声による圧倒的な情報伝達力:15秒の動画は静止画約450枚分に相当する情報量をもつ
- SNSでの拡散性:共感を生むコンテンツはシェアされ、自然な形でリーチが拡大する
- 幅広いリーチと精密なターゲティング:年齢・興味関心に基づく配信で無駄のないリーチが可能である
- 費用対効果の高さ:テレビCMと比べて少額の予算から開始でき、効果測定も容易である
- 市場拡大トレンド:動画広告市場は2027年に1兆228億円超と予測されており、成長が続く
動画広告の成功事例7選【プラットフォーム別】

ここからは、YouTube・Facebook・X(旧Twitter)・Instagram・TikTok・LINE・タクシーサイネージの7つのプラットフォーム別に成功事例を紹介します。
- YouTubeインストリーム広告でブランド認知を拡大
- Facebookインフィード広告でコンバージョンを獲得
- X(旧Twitter)動画広告でエンゲージメントを向上
- Instagramストーリーズ広告でブランドリフト業界平均の2.2倍を達成
- TikTok広告でROAS1,000%超・再生1,500万回を達成
- LINE動画広告でリーチ数2.5倍・休眠復帰率5倍を実現
- タクシーサイネージ広告で申込数2倍・CPA50%削減を達成
順に見ていきましょう。
成功事例1:YouTubeインストリーム広告でブランド認知を拡大
サイクルウェアの販売を行っているカペルミュールのアパレルブランディングのために動画広告を活用した例です。
それまでは雑誌広告を展開していましたが、限られた読者だけでは効果の広がりがみえなかったため、効果測定がしやすく、拡散の可能性に期待できる動画広告を取り入れることにしました。
商品を日常生活に取り入れたらどのようになるのか、イメージが伝わりやすいように動画で見せた結果、自社サイトへの流入が5倍以上にもなり、売り上げも大幅アップに成功しました。
この事例の成功要因は、YouTubeインストリーム広告の「視聴完了まで課金されない」仕組みを活かした点にあります。興味のないユーザーはスキップするため、広告費は関心をもった層にだけ使われる効率的な運用が実現しました。
さらに、商品の使用シーンを映像で具体的に伝えることで、テキストや静止画では難しい「着用イメージの訴求」に成功しています。
YouTubeでブランド認知を拡大するには、リーチ数だけでなく視聴完了率にも注目することが重要です。動画を最後まで視聴したユーザーほどブランドへの理解が深まり、サイト訪問や購買行動につながりやすくなります。
成功事例2:Facebookインフィード広告でコンバージョンを獲得
次は、日用品の販売促進のために動画広告を活用した例です。株式会社AHBCが実施した歯磨き粉「Shirora」は、もともと自社で持っていた商品の静止画素材をもとに動画広告を制作することで、動画広告公開までスピーディに展開。
商品の特徴をわかりやすくシンプルに訴求し、ユーザーにしっかり認知してもらうことに成功、検索されるボリュームも増加しました。
この事例で注目すべきは、Facebookの動画フォーマットを最大限に活かした点です。モバイルユーザーが大半を占めるFacebookでは、1:1(スクエア)や4:5(縦長)のアスペクト比がフィード上での占有面積を広げ、視認性を高めます。
Shiroraの広告では、冒頭3秒で商品の特長を視覚的に伝えるクリエイティブ設計により、スクロールの手を止めさせることに成功しました。
Facebook広告でコンバージョンを獲得するには、モバイル画面での表示を前提としたクリエイティブ最適化が欠かせません。
成功事例3:X(旧Twitter)動画広告でエンゲージメントを向上
X(旧Twitter)を使った認知度アップの事例です。大手自動車メーカーであるトヨタマーケティングジャパンが取り組んだ動画広告は、有名タレントを起用してインパクトを与えつつ、自動車のある日常をイメージさせる構成で、実際に商品を購入したときのイメージをリアルに見せたことで、購買意欲を刺激するものとなりました。
また、人気タレントの効果も伴って認知度も拡散数も上昇し、 1万件近くシェア(リポスト)されました。
X(旧Twitter)の動画広告でエンゲージメントを高めるカギは、プラットフォーム固有の「リアルタイム性」と「リポスト機能」を活用することです。
トレンドの話題やイベントと連動したタイミングで投稿することで、ユーザーの会話に自然に入り込み、リポストやいいねが連鎖的に拡散します。
実際に、X(旧Twitter)ではゲーム関連のツイートが非常に多く、エンタメ系コンテンツとの親和性が高いことも報告されています。自社の商材とX(旧Twitter)ユーザーの興味関心を結びつけたクリエイティブ設計が、エンゲージメント向上の決め手となるでしょう。
成功事例4:Instagramストーリーズ広告でブランドリフト業界平均の2.2倍を達成
大手空調メーカー「ダイキン工業」が若年層への認知獲得を目的に実施したInstagramストーリーズ広告の事例です。エアコン未購入の大学生を中心とした若年層に「湿度管理の重要性」を訴求するため、人気インフルエンサーを起用したクイズ形式のストーリーズ広告を展開しました。
施策のポイントは、アンケートスタンプ機能を活用した双方向型のクリエイティブ設計です。ユーザーがクイズに参加することで能動的にブランドメッセージに触れる仕組みを構築しました。また、スタンプありとなしのクリエイティブでABテストを実施し、効果検証を行っています。
成果として、インプレッションは当初想定の約3倍を記録。ブランドリフト調査では「メッセージ同意」が1.3ポイント上昇し、業界平均0.6ポイントの約2.2倍という結果を達成しました。アンケートスタンプありのクリエイティブはCVRが1.8倍に向上しています。
Instagramストーリーズ広告では、一方的に見せるだけでなく、ユーザー参加型のインタラクティブな設計が高い広告効果につながります。
成功事例5:TikTok広告でROAS1,000%超・再生1,500万回を達成
大手コンビニチェーン「セブンプレミアム」のプライベートブランド商品のリニューアルに合わせて実施された、TikTokを活用したフルファネル戦略の事例です。認知・理解・購買促進の3段階で施策を設計し、各段階に最適なクリエイティブを配信しました。
まず認知段階では、有名シェフが監修する様子を映した「権威付け動画」を配信。理解段階では、ブレイク寸前の複数クリエイターによるリアルなPR投稿で商品の魅力を訴求しました。
購買促進段階では、クリエイター投稿に接触したユーザーへのリターゲティング広告で購入を後押ししています。
この3段階のフルファネル戦略の結果、ROAS(広告費用対効果)は1,000%を超え、総再生回数は1,500万回以上を記録しました。若年層を中心に売上が伸長したことも、購買データから確認されています。
TikTok広告で高いROASを実現するには、単発の施策ではなく認知から購買まで一貫したファネル設計が重要です。
成功事例6:LINE動画広告でリーチ数2.5倍・休眠復帰率5倍を実現
大手ゲーム会社「バンダイナムコエンターテインメント」がモバイルゲームのプロモーションにLINE広告を活用した事例です。新規ユーザー獲得・休眠ユーザー復帰・LTV(顧客生涯価値)向上の三層構造で広告戦略を設計しました。
新規獲得では、LINEのデモグラフィックデータ配信と類似配信機能を組み合わせ、ゲームへの関心が高い層を効率的にターゲティング。休眠ユーザーには、過去の行動データを基にしたリターゲティング配信を実施しました。
認知拡大にはTalk Head View(トークリスト最上部の広告枠)を活用し、大規模なリーチを確保しています。
成果として、他の広告媒体と比較してリーチ数が2.5倍に拡大し、広告接触ユーザーのLTVは非接触ユーザーの2倍以上を記録しました。休眠ユーザーの復帰率は動画視聴者が非視聴者の5倍に達し、ブランド認知度も37ポイント向上しています。
LINEは国内8,400万人以上のユーザー基盤をもち、他のSNSではリーチしにくい層へのアプローチに有効です。
成功事例7:タクシーサイネージ広告で申込数2倍・CPA50%削減を達成
SaaS企業「SUPER STUDIO」がEC基幹システムの認知拡大を目的にタクシーサイネージ広告を展開した事例です。Web広告では獲得しきれない「決裁者層への第一想起」を課題とし、オフラインの接点を新たに設けました。
第1弾では、有名女優を起用したブランド訴求型のクリエイティブを配信。第2弾では、お笑いタレントを起用した「ワンメッセージ型」のクリエイティブに切り替え、ECサイトの運営者が抱えている課題をわかりやすい事例を使って表現しました。
第1弾の配信開始からわずか1ヶ月で、申込ショップ数が2倍に増加。Web広告のCPA(顧客獲得単価)も約50%削減され、営業成績は過去最高を更新しました。第2弾では受注件数が70%向上し、YouTube公開のCM動画は222万回再生を記録しています。
BtoB商材の認知拡大には、デジタル広告とタクシーサイネージを組み合わせた施策が効果的でしょう。
成功事例に学ぶ動画広告の成果データ・KPI
ここでは、動画広告の成功事例から見える主要KPIの実績値と、他の広告手法との効果比較データを紹介します。
- 動画広告の成功事例に見るKPI・成果データ
- 動画広告と他の広告手法の効果比較
動画広告の成功事例に見るKPI・成果データ
動画広告の効果を正しく評価するには、目的に応じた適切なKPIを設定することが重要です。認知・検討・購入の各フェーズによって重視すべき指標は異なります。
以下の表は、本記事で紹介した成功事例および業界データから抽出した主要KPIの目安値です。
| KPI指標 | 業界平均目安 | 成功事例の実績値 | 主な計測フェーズ |
|---|---|---|---|
| 視聴完了率 | 15〜25% | 30%以上(ストーリーズ広告) | 認知 |
| CTR(クリック率) | 0.5〜1.5% | 2.0%以上(モバイル最適化時) | 検討 |
| CVR(コンバージョン率) | 1.0〜3.0% | スタンプ活用で1.8倍向上 | 購入 |
| CPA(顧客獲得単価) | 業種により変動 | 50%削減(タクシーAD事例) | 購入 |
| ROAS(広告費用対効果) | 300〜500% | 1,000%超(TikTokフルファネル事例) | 購入 |
| ブランドリフト | 0.6pt(業界平均) | 1.3pt(約2.2倍) | 認知 |
認知フェーズでは視聴完了率やブランドリフト、購入フェーズではROASやCPAを重視するなど、目的に合ったKPI設計が成果を左右します。
動画広告と他の広告手法の効果比較
動画広告がどの程度優れているかを理解するために、テレビCM・バナー広告・テキスト広告と複数の軸で比較します。
| 比較軸 | 動画広告 | テレビCM | バナー広告 | テキスト広告 |
|---|---|---|---|---|
| 情報伝達力 | ◎(映像+音声で5,000倍の情報量) | ◎(映像+音声) | △(静止画のみ) | ×(文字のみ) |
| 記憶定着率 | ◎(テキストの約2倍) | ◎ | ◎ | △ |
| ターゲティング精度 | ◎(年齢・興味関心で細分化可能) | △(エリア・時間帯のみ) | ◎ | ◎ |
| コスト効率 | ◎(少額から開始可能) | ×(数百万円〜) | ◎ | ◎ |
| 効果測定の容易さ | ◎(リアルタイム分析) | △(調査ベース) | ◎ | ◎ |
| 拡散性 | ◎(SNSシェア) | △(口コミのみ) | △ | △ |
動画広告は情報伝達力と拡散性に優れながら、少額の予算から始められる点が他手法と比較した際の大きな強みです。
動画広告の成功事例から学ぶ制作・運用のコツ
ここからは、成功事例に共通する制作・運用のコツを7つのポイントに分けて解説します。
- 明確な目的設定とターゲットの絞り込み
- 冒頭5秒で視聴者の興味を惹く
- 配信媒体の特性を活かした動画設計
- 共感を生むストーリー構成の作り方
- スマートフォン視聴を意識した動画設計
- 短尺動画・ショート動画を活用するポイント
- クリック率を高めるサムネイル設計
- 効果測定とPDCAで成果を最大化する
それぞれ見ていきましょう。
明確な目的設定とターゲットの絞り込み
動画広告を作る際には、目的とターゲットを明確に設定しておくことが大切です。あまり欲張って内容を詰め込みすぎても、見どころがわかりにくく、また、最後まで視聴してもらうことが難しくなってしまいます。
目的の整理には、「認知・検討・購入」の3フェーズの枠組みが有効です。
- 認知フェーズ:まだブランドを知らない層に存在を届けることが目的。YouTube マストヘッド広告など、広いリーチを確保できるフォーマットが適している
- 検討フェーズ:商品の価値や特長を深く理解してもらうことが目的。1〜2分の解説動画やデモ映像が効果を発揮する
- 購入フェーズ:具体的な行動(購入・問い合わせ)を促すことが目的。強いCTAと限定性を訴求した短尺動画が向いている
ターゲット設定では、年齢・性別といった基本属性にとどまらず、抱えている悩み・情報収集の手段・価値観まで掘り下げたペルソナを作成します。ペルソナが具体的であるほど、訴求メッセージと配信媒体の選定精度が高まります。
また、フェーズごとに追うべきKPIも変わります。
| フェーズ | 主な目的 | 重視するKPI |
|---|---|---|
| 認知 | リーチ・ブランド認知向上 | ・インプレッション数 ・視聴完了率 ・ブランドリフト |
| 検討 | 興味喚起・理解促進 | ・CTR ・動画視聴時間 ・エンゲージメント率 |
| 購入 | CV獲得 | ・CVR ・CPA ・ROAS |
フェーズ・ターゲット・KPIの3点を事前に揃えておくことが、成果につながる動画広告制作の起点です。
冒頭5秒で視聴者の興味を惹く
最近の動画視聴傾向としては、短いものが好まれます。また、途中で飽きると視聴をやめてしまう傾向もあります。
こうした事態を避けるためには、動画広告の冒頭5秒が勝負といわれています。5秒以内に、何を訴求したいのかわかるものが望ましいです。まず視聴者の興味を惹くことができる映像や音声でインパクトを与えられるようにしましょう。
スキップを防ぐ具体的なテクニックとしては、「問いかけで始める」(例:「◯◯でお悩みではありませんか?」)、「意外性のある映像で目を惹く」、「数字やデータを冒頭に提示する」といった手法が有効です。視聴者の感情に訴えかける演出を冒頭に集中させることで、視聴継続率を大幅に向上させられるでしょう。
配信媒体の特性を活かした動画設計
動画広告といっても、配信する媒体によって最善な形は違います。それぞれの特性に合わせて作ることが、効果を得るためには大切です。
たとえば、YouTubeでは音声を出して視聴する人が多いため、セリフや音楽などの音声を活用した動画が効果的ですが、逆にインフィード広告などのアウトストリーム広告では、音声は出さずに見る人が多いため、映像のインパクト、テロップの活用などで、広告に引き込む必要があります。
以下の表に、主要プラットフォームの推奨仕様をまとめました。
| プラットフォーム | 推奨尺 | 推奨アスペクト比 | ユーザー特性 |
|---|---|---|---|
| YouTube | 15〜120秒 | 16:9(横型) | 幅広い年齢層、音声ON視聴が多い |
| 15秒以内 | 1:1 / 4:5 | 30〜50代、モバイル視聴が主流 | |
| 15〜30秒 | 9:16(ストーリーズ) / 1:1 | 20〜30代、ビジュアル重視 | |
| TikTok | 9〜15秒 | 9:16(縦型) | 10〜30代、購買行動に直結しやすい |
| LINE | 15〜30秒 | 16:9 / 1:1 | 全年齢層、国内最大のユーザー基盤 |
| X(旧Twitter) | 15〜45秒 | 16:9 / 1:1 | リアルタイム性が高い、拡散力が強い |
それぞれの特性さえ理解すれば、より効果的な動画広告を展開できます。
共感を生むストーリー構成の作り方
動画広告は飽きさせないことも重要なポイントです。そのためにも、内容を吟味してストーリー構成を整えましょう。
1枚ですべてを見せる静止画の広告とは違い、話の展開で視聴者の興味を引く動画広告は、世界観やメッセージをより伝えやすい広告手法です。
また、共感や感動を生みやすく、より強い印象を与えて記憶にも残りやすいというメリットがあります。そのメリットを最大限活かすためには、ただ伝えたいことをつなげるだけではなく、視聴者の心の動きに沿った展開のストーリーを考えて仕上げるのが良いでしょう。
スマートフォン視聴を意識した動画設計
動画広告の視聴環境は、スマートフォンが主流です。モバイル視聴を前提とした設計が、広告効果を高める重要な要素になります。
まず取り入れたいのが、9:16の縦型フォーマットの採用です。横型の動画はスマートフォンの画面を半分しか使えませんが、縦型なら画面全体を占有でき、没入感が格段に高まります。
InstagramストーリーズやTikTokでは縦型が標準となっており、横型と比べて視聴完了率が高い傾向にあります。加えて、電車内や公共の場など音声をOFFにして視聴するユーザーへの配慮も不可欠です。
テロップや字幕を常時表示することで、ミュート環境でも内容が正確に伝わります。タップ操作を前提としたCTAボタンの配置や、小さな画面でも読みやすい文字サイズの確保も忘れずに設計しましょう。
短尺動画・ショート動画を活用するポイント
ショート動画は拡散力と費用効率に優れた広告フォーマットとして注目されています。多くの消費者がショート動画をきっかけに商品を認知・購入しており、短い尺でも十分な訴求力を発揮します。
尺ごとの活用ポイントは以下の通りです。
- 15秒以内:1メッセージに絞り、インパクト重視で設計する。TikTokやYouTubeショートに最適である
- 30秒:商品特徴の紹介+CTA(行動喚起)を組み合わせる。Instagramリールとの親和性が高い
- 60秒:問題提起から解決策の提示まで含めたストーリー構成が可能。ブランド訴求に向く
短尺動画では、冒頭0.5〜3秒のフック(惹きつけ)が特に重要です。カット数を増やしてテンポを速め、リピート再生を誘導するシームレスな編集も効果的でしょう。
クリック率を高めるサムネイル設計
サムネイルは、ユーザーが動画を再生するかどうかを判断する最初の接点です。特にYouTubeでは、検索結果や関連動画一覧に表示されるサムネイルのクリック率が動画のパフォーマンスを大きく左右します。
効果的なサムネイル設計のポイントは以下の3つです。
- 視認性の高い配色:背景とテキストのコントラストを強くし、小さな画面でも一目で内容を把握できるようにする。赤・黄・白の組み合わせは特に視認性が高い
- 人物の顔出し:表情が写ったサムネイルはクリック率が向上する傾向がある。驚き・喜びなどの感情表現が見る人の関心を惹き、クリックを促進する
- テキストは短く大きく:サムネイル上のテキストは10文字以内を目安にする。YouTube推奨サイズは1280×720px(16:9)で、スマートフォン表示時でもテキストが潰れない設計にする
制作後はABテストで複数パターンを検証し、クリック率の高いサムネイルに統一していくことが、継続的な改善につながります。
効果測定とPDCAで成果を最大化する
広告を配信する媒体や、動画の内容によってどんな効果が出ているのかをしっかりとチェックし、見つかった改善点を修正していくことは動画広告を成功させる近道です。動画広告のメリットの一つは、効果測定を行いやすいことです。
動画の再生数や再生時間などを確認することで、数値でのチェックだけでなく、どんな内容だと注目度が高いのかといった細かな測定が可能です。
より具体的で無駄のない改善につながるため、効果的な動画広告づくりができると同時に、どのような広告がユーザーに求められているのかを推測できるため、より良い商品やサービス展開までにもつなげることができるのです。
効果測定を実践するには、Googleタグマネージャー(GTM)やGoogle Analytics 4(GA4)などの計測ツールを活用しましょう。これらのツールを使えば、動画の再生回数やクリック率だけでなく、コンバージョンに至るまでのユーザー行動を一気通貫で把握できます。
なお、施策の効果を正確に判断するには最低でも2〜4週間の配信期間を確保し、十分なデータ量を蓄積してから判断することが大切です。
動画広告で失敗しないための3つの注意点
動画広告は正しく運用すれば大きな成果を生みますが、いくつかの落とし穴も存在します。以下3つの注意点を押さえておきましょう。
- コスト削減を優先しすぎてクオリティが低下する
- メッセージが視聴者に伝わらない
- 不快感を与えてしまう
順に紹介します。
コスト削減を優先しすぎてクオリティが低下する
動画広告を制作するには、静止画の広告に比べれば多くのコストや時間がかかるものです。これまでかけていた広告予算で済ませることばかりを考えると、どうしても安さやスピードを優先して制作したくなる場合もあるでしょう。
しかし、安さと早さを優先するあまり、コンテンツのクオリティが落ちてしまえば思うような効果を得ることはできません。
広告にかけられる予算を設定することはもちろん必要ですが、コンバージョンを促進するための動画のクオリティを担保することが重要です。
品質低下の具体的な例として、映像の解像度が低くブランドイメージを損なう、テロップが読みにくく内容が伝わらない、BGMや効果音が安っぽく信頼感を削ぐ、といったケースが挙げられます。
予算に応じた最適なアプローチとしては、以下を検討してみてください。
- 5万〜20万円(内製・自社制作):スマートフォン撮影+無料編集ツールで対応可能
- 20万〜50万円(簡易動画・テンプレート活用):既存素材とテンプレートツールを使った方法で対応可能
- 50万〜100万円(中規模動画・外注制作):出演者あり、プロの撮影・編集を含む
- 100万〜200万円以上(ブランディング動画・実写・演出込み):企画から仕上げまで制作会社が一貫対応
予算規模にかかわらず「映像品質」「音声品質」「テロップの視認性」の3点は最低限確保することが、離脱率の上昇を防ぐ基本条件です。
メッセージが視聴者に伝わらない
動画のクオリティにも関係することですが、内容を疎かにしてしまうと、せっかく動画広告を作ってもその内容が視聴者にうまく伝わらなくなって効果を得にくくなってしまいます。
かといって内容を詰め込みすぎても、何を伝えたいのかがわかりづらくなってしまいます。要素をたくさん盛り込んだ結果、動画としては高いクオリティになったとしても、広告としては効果が得られないものになる可能性があるので注意が必要です。
動画広告で伝えたいことが何なのか、わかりやすく表現できているかを、制作の過程では常に意識しましょう。
メッセージを確実に届けるための原則は、「1動画・1メッセージ・1CTA」です。伝えたいポイントを1つに絞り、視聴者に求めるアクションも1つに限定することで、迷いのない視聴体験を提供できます。
ターゲット層の理解度レベルに合わせた表現も重要なポイントです。たとえば、業界に詳しくない一般消費者向けには専門用語を避けて平易な言葉で伝え、BtoB向けには具体的な数値や事例を提示して説得力を高める工夫が求められます。
CTAの具体例としては、「今すぐ無料で試す」「30秒で資料をダウンロード」など、行動のハードルの低さと所要時間を明示した表現が高い成果を上げています。
不快感を与えてしまう
何より気を付けなくてはいけないのが、せっかく作った動画広告で不快感を与えてしまうことです。
たとえば、ネット記事を見ているときに、その画面上に重ねて表示される「オーバーレイ広告」は、自分が見ていたものが隠される動きになるため確実に目には留まりますが、「邪魔をされた」と感じさせてしまうリスクもあります。
逆に、かわいい動物やきれいな人物・景色など、視聴者が見ていて心地良いものを見せれば、視聴者に不快感を与えず、むしろ見られて良かったと判断してもらえます。不快感を与えない見せ方にするための工夫は重要課題の一つといえます。
不快感の主な要因としては、以下の3点が特に報告されています。
- 音量が過大:他のコンテンツより極端に大きい音声は、突然の爆音として不快感を生む。配信設定では音声自動OFFを推奨し、ユーザーが自ら音量を上げる設計にする
- スキップ不可の強制視聴:長時間のスキップ不可広告はストレスの原因になる。可能な限りスキップ可能な設定とし、冒頭で惹き付ける工夫を行い、視聴を継続してもらう方が効果的である
- 誇大表現や誤解を招く演出:過度に煽る表現はクリックを得ても離脱やブランド毀損につながる。正確な情報に基づく誠実な訴求が信頼を積み重ねる
ユーザー体験を尊重した配信設定を心がけることで、視聴完了率やエンゲージメントの向上も期待できます。
【成功事例】タレントを起用した動画広告の効果

効果のある動画広告を制作するためにはタレントを起用することも一つです。ここでは、タレントを起用した動画広告の成功事例を紹介します。
あるサービス系の企業においてSNS動画広告にタレントを起用したところ、会社名とサービス内容が広く認知されるようになりました。その結果、顧客獲得単価(CPA)を57%も削減することができました。
タレントの知名度や信頼度が、動画広告の効果を高めた結果です。タレントを起用することで、動画の冒頭からユーザーに広告を印象付けることができ、動画広告を見てもらいやすくなります。
タレントを起用した広告は冒頭でインパクトを与えられるだけでなく、不快感を与えづらく信頼を得やすい、ターゲットを絞りやすい、など動画広告の成功ポイントを押さえられます。
広告を見てほしいターゲット層に人気のタレントを起用すれば、届けたい層に効果的にアピールすることができ、無駄のない効率的なPR展開が見込めるでしょう。
タレント起用を検討する際には、以下のポイントも押さえておくと安心です。
- 選定基準:ターゲット層との親和性を最優先に考える。ブランドイメージとタレントのパブリックイメージの一致も重要な判断材料になる
- 契約形態の確認:使用範囲(テレビCM・Web・SNS・店頭POP等)や契約期間によって費用が変動する。複数媒体で展開する場合は、包括的な契約が割安になるケースもある
- コスト面:通常のタレント起用は数百万〜数千万円が相場だが、タレントサブスクリプションサービスを利用すれば約10分の1のコストで起用が可能
日本の広告市場においても、大手企業を中心にタレント起用は広く普及しており、広告効果を高める定番の手法として定着しています。
有名人を広告に起用する効果
よくある質問(動画広告の成功事例に関するFAQ)
動画広告に関して多く寄せられる質問に回答します。
- 動画広告の制作費用はどのくらいかかる?
- 動画広告はどのプラットフォームから始めるべき?
- 動画広告の効果はどのくらいで出る?
同じような疑問をおもちの方はぜひ参考にしてください。
動画広告の制作費用はどのくらいかかる?
動画広告の制作費用は、内容や品質レベルによって大きく異なります。
- 内製(自社制作):5万〜20万円程度。スマートフォン撮影+無料編集ツールで対応可能
- 簡易動画(テンプレート活用):20万〜50万円。既存素材とテンプレートツールを使った方法で対応可能
- 中規模動画(外注制作):50万〜100万円。出演者あり、プロの撮影・編集を含む
- ブランディング動画(実写・演出込み): 100万〜200万円以上。企画から仕上げまで制作会社が一貫対応
タレントを起用する場合は、上記にキャスティング費用が加算されますが、タレントサブスクリプションサービスを活用すれば月額数十万円から起用できるプランもあります。まずは目的と予算を明確にし、費用対効果の高い方法を選択しましょう。
動画広告はどのプラットフォームから始めるべき?
初めて動画広告に取り組む場合は、まず1つのプラットフォームに集中することをおすすめします。目的やターゲットに応じた選び方は次の通りです。
- BtoC(一般消費者向け): InstagramやTikTokが有効である。視覚的な訴求に強く、購買行動に直結しやすい
- BtoB(法人向け):YouTubeやFacebookが適している。長尺での説明ができ、ビジネス層にリーチしやすい
- 幅広いリーチを狙う場合:LINEは国内利用率が最も高く、年齢層を問わず広いリーチが期待できる
予算が限られる場合は、自社のターゲットが最も多く利用しているプラットフォームを選び、1つのチャネルで成果が出てから他媒体に展開する段階的なアプローチが効率的です。
動画広告の効果はどのくらいで出る?
効果が出るまでの期間は、広告の目的やフェーズによって異なります。
- 認知フェーズ(ブランドリフト・視聴完了率):配信開始から1〜2週間で初期データが蓄積され、傾向を把握できる
- 検討フェーズ(サイト流入・エンゲージメント):2〜4週間の配信で安定したデータが得られる
- 購入フェーズ(CV・ROAS):4〜8週間のデータ蓄積が目安で、統計的に有意な結果を得るには十分な配信ボリュームが必要である
早期に成果を出すには、ターゲティングの精度を高め、複数のクリエイティブでABテストを実施することが効果的です。
また、月間の広告予算が少なすぎるとデータが集まらず最適化が進みません。最低でも月10万〜30万円程度の配信予算を確保し、PDCAを回すことをおすすめします。
まとめ
この記事では、動画広告の基本から成功事例まで紹介しました。 成功事例を通じて、具体的な制作のコツや注意点を理解することで、効果的な動画広告戦略を立てることができるでしょう。
本記事で紹介した成功事例に共通するポイントを整理すると、以下の通りです。
- 冒頭5秒のインパクト:96%がスキップする中で、最初の数秒で視聴者を惹き付ける
- プラットフォームへの最適化:各媒体の推奨仕様に合わせた動画設計が成果を左右する
- 明確な目的とKPI設計:認知・検討・購入のフェーズに応じた指標を設定し、PDCAで改善を続ける
- タレント活用による信頼性向上:CPA57%削減などの実績が示すように、認知獲得と信頼構築に効果的である
動画広告で制作に時間とコストがかかって困っている方には、広告代理店やキャスティング会社への依頼や、比較的低額でタレントを起用できる「タレントサブスクサービス」の活用がおすすめです。
タレントサブスクの利用を検討している場合には、「アクセルジャパン」の導入をご検討ください。動画素材は1アンバサダーにつき20パターン以上の素材を用意しており、低コストかつ、契約から2週間という短期間で広告を作ることが可能です。
このスピード感は、プロダクションとの煩雑な手続きや新たな撮影の手間がなく、迅速かつ豊富な素材提供を行うアクセルジャパンだからこそ実現できます。
また、クレジット表記不要※でクリエイティブの自由度も高いため、動画広告の制作にもマッチします。ぜひ一度お問い合わせください。
(※規定あり)
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ACCEL JAPAN(アクセルジャパン)とは?
アクセルジャパンは、著名タレントの肖像素材(写真・動画)を定額制で提供する広告支援サービスです。
中小企業やスタートアップでも、安心価格でインパクトあるタレント起用が可能に。
紙・Web・SNS・動画などあらゆる媒体で、タレントの力を最大限に活かしたプロモーションが実現します。 -
特徴・強み
◆ 月額定額でコストを抑えて使える
通常、数百万円かかることもあるタレント起用。
アクセルジャパンなら初期費用ゼロ・月額定額制で、明朗&低リスクに導入できます。
◆ 著名タレントが多数登録
ヒロミさん、名倉潤さん、板野友美さん、篠田麻里子さん など
信頼性のあるタレントを、企業の「顔」として活用可能。
◆ チラシからCM、Web広告まで幅広く活用可能
印刷物、動画広告、SNS、イベントなど、様々な用途・業種に対応した素材が用意されています。 -
こんな企業におすすめ
中小・ベンチャー企業でも「一歩進んだ」広告をしたい方
広告や販売促進で競合と差別化したい方
社外に対して信頼性・安心感を打ち出したい方