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工務店のイメージアップ術|ブランディングで選ばれる会社に!

2025/03/12
工務店のイメージアップ術|ブランディングで選ばれる会社に!

「いい家を建てたいけど、どこの工務店に頼めばいいか分からない…」

家づくりを検討し始めた時、多くの方がこのような悩みを抱えます。数ある工務店の中から選ばれるためには、自社の魅力を効果的に伝えるブランディングが不可欠です。

この記事では、工務店がブランディングに取り組むべき理由や具体的な方法、成功事例まで紹介します。

工務店ブランディングの基本

一口に「家」といっても、デザインや機能性、素材など、こだわるポイントは人それぞれです。だからこそ工務店は「どんな家を建てたいのか」だけではなく「誰に、どんな想いで家を建ててほしいのか」を明確にする必要があります。それが、ブランド構築の第一歩といえるでしょう。

ブランドとは何か?

ブランドとは、商品やサービスに対する顧客の認識やイメージ、信頼、共感などを総称したものです。ロゴ、デザイン、サービス、企業理念、社風、従業員の行動など、顧客体験に関わるすべての要素がブランドを形成します。

たとえば、高級ブランド品を思い浮かべてみてください。高品質な素材、洗練されたデザイン、丁寧な接客など、五感に訴えかけるさまざまな要素によって「高級感」というブランドイメージが築かれています。

工務店にとってのブランドは、ほかの工務店との差別化要素となり、顧客から選ばれる理由になります。「高品質な家づくり」「デザイン性の高さ」「手厚いアフターサービス」など、顧客が価値を感じる要素を明確化し、ブランドイメージとして確立することで、顧客の心を掴むことができるのです。

ブランディングの目的と効果

ブランディングの目的は、顧客に自社の魅力を正しく理解してもらい、競合他社との差別化を図りながら、選ばれる存在になることです。

数ある工務店の中から、自社を選んでもらうためには、ほかの工務店にはない強みや魅力を効果的に伝える必要があります。ブランディングを通じて、自社の価値観やビジョン、強みを明確に表現することで、顧客との共感を生み出し、選ばれる存在へと導きます。

工務店ブランディング戦略のポイント

工務店ブランディング戦略のポイント

ブランディングは、闇雲に進めても効果は期待できません。成功の鍵は、自社の強みを理解し、それを顧客に効果的に伝えるための戦略を立てることにあります。

企業理念の言語化と共有

企業理念は、企業の存在意義や価値観、目指す未来を示すものです。自社工務店がどのような想いで家づくりに取り組んでいるのかを明確化し、従業員全体に共有することで、一貫性のあるサービス提供が可能になります。

「顧客の夢を叶える最高の家を建てる」「地域社会に貢献する」「地球環境に配慮した家づくり」など、自社の想いを具体的な言葉で表現することで、従業員一人ひとりが同じ方向を向いて仕事に取り組むことができるでしょう。

ターゲット顧客の明確化

誰に家づくりを届けたいのか、ターゲット顧客を明確化しましょう。「共働きで子育て中のファミリー層」「自然素材を活かした家を求める層」「デザインにこだわりたい層」などのように、家族構成やライフスタイル、価値観、予算などを具体的に設定することで、より効果的なブランディング施策を展開できます。

提供価値の決定

ターゲット顧客に対して、どのような価値を提供できるのかを明確化します。高品質な素材、優れたデザイン性、環境への配慮など、自社の強みを活かした独自の価値を打ち出すことが重要です。

たとえば、「地震に強い家」「省エネ住宅」「収納豊富な家」「自然と調和した家」など、顧客が求める価値を具体化し、自社の強みを活かした差別化を図りましょう。

視覚的要素の一貫性

顧客が安心して家づくりを任せられる、信頼できる企業であることを伝えるためには、視覚的な要素の一つひとつにも気を配る必要があります。

ロゴ、ホームページ、パンフレット、名刺など、顧客の目に触れるすべての視覚的要素に一貫性を持たせることで、ブランドイメージを統一し、顧客の記憶に残りやすくします。

工務店ブランディングの具体的な施策

戦略に基づき、具体的な施策を実行に移していきましょう。ここでは、顧客の心を掴むための効果的な施策をいくつか紹介します。

コンセプトとデザインの策定

ブランドコンセプトは、企業理念や提供価値を簡潔に表現したものです。「家族の未来を育む家づくり」「自然と共生する快適な住まい」「デザインと機能性を両立した住空間」など、ターゲット顧客の心に響くようなコンセプトを設定します。

そして、ロゴやホームページのデザインも、コンセプトに基づき、統一感のあるものにしましょう。

ホームページと広告の見直し

ホームページは、企業の顔となる重要な情報発信ツールです。ターゲット顧客を意識したデザイン、コンテンツ、SEO対策を施し、集客につなげます。

ホームページに、写真や動画を掲載して施工事例を紹介したり、お客様の声をインタビュー形式で掲載したりすることで、工務店の技術力や信頼性を伝えられます。また、第三者機関による評価や受賞歴なども、信頼性を高める効果があるので有効的です。

広告では、ターゲット顧客に合わせた媒体と内容を選定したうえで展開していきましょう。顧客と双方のコミュニケーションが取れるSNSを活用した情報発信や、地域情報誌への広告掲載なども有効です。

顧客対応と社内スタッフの意識統一

顧客対応は、ブランドイメージを左右する重要な要素です。社員一人ひとりが、顧客満足度を高める行動を意識することで、顧客ロイヤリティの向上や、口コミによる評判の向上につながります。

そのためには、顧客とのコミュニケーションを密にしたり、要望に寄り添った提案をしたりするだけでなく、社内研修などを通して、ブランドイメージや顧客対応の重要性を共有することも大切です。

工務店のブランディング事例

机上の空論だけでは、イメージが掴みにくいものです。そこで、実際にブランディングによって成功を収めている工務店の事例をみていきましょう。

自然素材を活かした家づくりで差別化 - A社

A社は、地域密着型の工務店で、創業以来「自然素材にこだわった家づくり」を強みとしてきました。しかし、近年では大手ハウスメーカーなども自然素材をアピールするようになり、差別化が難しい状況に直面していました。

そこでA社は、自社の強みである自然素材へのこだわりをより明確に伝えるため、ブランディングに取り組むことを決意。

自然素材の家を求める健康志向の高いファミリー層をターゲットにし、「家族の健康を守る、木の温もりを感じる家」をコンセプトに掲げました。

地元産の木材を積極的に使用し、地域貢献と環境配慮をアピールするために、ホームページのリニューアルや自然素材の良さを伝えるブログ記事の投稿、完成見学会での木材の説明などを行っています。

これらの取り組みによって、A社は「自然素材の家を建てるならA社」というイメージを確立することに成功しました。

地域密着とデザイン住宅で若年層を獲得 - B社

B社は、創業50年の歴史をもつ地域密着型の工務店です。長年、地域住民からの信頼を得ていましたが、近年では顧客の高齢化が進み、若年層へのアプローチが課題となっていました。

そこでB社は、「デザイン性の高い住宅」を強みに、デザインにこだわりたい共働きの若年夫婦層をターゲットにしたブランディングを実施。

若手デザイナーと提携し、スタイリッシュなデザイン住宅を提供するだけでなく、Instagramで施工事例を発信したり、おしゃれなカフェとコラボしたイベントを開催したりすることでブランディングを図りました。

これらの取り組みによって、B社は従来の顧客層に加え、若年層からの支持も獲得することに成功しています。

ブランディングのメリットとデメリット

ここまで、ブランディングを実行するための具体的な施策や事例を紹介してきました。ブランディングを行うには多くのメリットがある一方、デメリットも存在するため、以下ではブランディングのメリットとデメリットを紹介します。

メリット

ブランディングによって明確になった価値観やビジョンは、顧客の共感を呼び、信頼関係を築く基盤となります。独自の強みを打ち出し、明確なブランドイメージを確立することで、価格競争に巻き込まれることなく、顧客に選ばれる存在となることができるでしょう。

ブランド力が高まれば、顧客からの信頼も高まり、受注の増加や高単価受注につながり、一度家を建てた後も、リフォームやメンテナンスなど、継続的な関係を築くことができます。

それだけでなく、魅力的なブランドイメージは、優秀な人材を引きつける力となり、企業の成長を促進します。

デメリット

一度確立したブランドイメージを変えることは容易ではありません。そのため、ネガティブな評判が広がってしまうと、ブランドイメージの回復に多大な時間と労力を要する可能性があります。

ポジティブなブランディングを確立するために、次の項でブランディング成功のポイントを紹介するのでぜひ確認してみてください。

ブランディング成功のためのポイント

ブランディング成功のためのポイント

最後に、ブランディングの効果を最大化するためのポイントを押さえておきましょう。これらのポイントを意識することで、より確実な成果へとつながるはずです。

長期的な視点での取り組み

ブランドイメージの構築には、時間と労力を要するため、短期的な成果を求めるものではなく、長期的な視点に立って、継続的に取り組むことが重要です。

まずは認知度向上を目標に、その後、顧客とのエンゲージメントを高める施策、最終的にはブランドロイヤリティの向上を目指すように、ブランディング活動を年間計画に落とし込み、段階的に目標を設定しましょう。そのうえで、都度効果を測定し、改善策を検討・実行することをおすすめします。

客観的な評価の重要性

自社のブランドを客観的に評価し、改善点を明確にすることが重要です。顧客アンケートや市場調査などを活用し、顧客のニーズを把握しましょう。

顧客が「住宅の値段よりもデザイン」を重視していることが分かれば、ウェブサイトやパンフレットで施工事例をより魅力的に見せる工夫をしたり、デザインに特化したフェアを開催したりする対策を立てることができます。

従業員のモチベーション向上

ブランディング活動は、従業員のモチベーション向上にもつながるため、従業員一人ひとりが、自社のブランドに誇りをもって働けるような環境作りが重要となります。

従業員が自社のブランドに共感し、誇りをもって働けるような環境を作ることで、ブランディング活動はより効果的なものとなります。ブランドの体現者としての意識をもって行動できるよう、社内コミュニケーションを活性化し、企業理念やブランドビジョンを共有することが大切です。

まとめ

工務店にとってブランディングは、顧客から選ばれ続けるために不可欠な取り組みです。明確な戦略を立て、長期的な視点をもって、顧客との信頼関係を築き上げていきましょう。

また、集客効果をより高める方法として、タレントの起用が挙げられます。しかしながら、タレントを起用する場合、高額な費用がかかります。予算の都合上難しいという工務店も多いでしょう。

そのような場合におすすめなのが、タレントサブスクです。月額/年額の定額制で活用できるタレントサブスクであれば、比較的低額で提供素材を活用したコンテンツ制作が行えます。

なお、既にタレントサブスクを検討している場合には「ACCEL JAPAN(アクセルジャパン)」をご利用ください。

豊富な素材があることはもちろん、素材のカラー変更が可能で、通常提供元を示すクレジット表記が不要※といったクリエイティブの自由度が高いため、ブランディング施策ともマッチします。

タレント起用に興味がある場合は、ぜひ一度アクセルジャパンにお問い合わせください。

(※規定あり)

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