Instagram広告の運用を検討しているものの、自社にノウハウがない、成功事例を参考にしたいという企業は多いのではないでしょうか。Instagram広告を有効活用することで、自社商材をより魅力的に見せつつ、訴求することが可能になります。
本記事では、Instagram広告の概要や種類、メリットや成功事例を解説します。
目次
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Instagram広告とは文字通り、Instagram上で出稿、運用できる広告の総称です。なお、InstagramはFacebookと同じくMeta社が提供するアプリでもあることから、Meta広告とも呼ばれます。
本項ではまず、InstagramのSNSとしての特徴やInstagram広告の特徴をそれぞれ解説します。
Instagramの特徴は、以下の点が挙げられます。
● 写真や動画に特化している
● 利用者層は10代~20代が中心
● 月間アクティブユーザー数は6,600万人(2023年12月時点)※
写真・動画に特化している点や、利用者の年齢層が比較的若い点もInstagramならではの特徴といえます。また、投稿機能がフィードやストーリーズ、リールなど幅広い、ショップ機能が利用できるといった点もInstagramならではでしょう。
また、日本での月間アクティブユーザーが6,600万人いる点についても、広告運用を考えるうえでは見逃せない特徴です。
Instagram広告の特徴は以下の通りです。
● ターゲティング精度が高い
● 視覚的な訴求が可能
● 商品のタグ付けができる
● アップデート頻度が高い
Instagram広告では精度高くターゲティングができるため、広告コンテンツをターゲットユーザーに届けることができます。
Instagramではユーザー情報やアプリ内での行動履歴といったデータを収集しており、これらのデータからセグメント分けしているため、細かく、精度の高いターゲティングが可能なのです。
そして、Instagramでは広告コンテンツを通常の投稿と同じような写真・動画の形で届けられます。そのため、ユーザーは抵抗を感じにくく、クリックされやすい点も強みです。
その他にも商品へのタグ付け機能で購買への導線づくりができる、アップデート頻度が高く、新機能を利用しやすい点もInstagram広告の特徴となっています。
なお、SNS広告の費用対効果についてこちらの記事で解説していますので、併せてチェックしてみてください。
Instagram広告といっても、配信面にはいくつかの種類があります。また、配信面ごとに特徴が異なるため、事前に理解しておくとよいでしょう。
本項では、Instagram広告の種類を5つ紹介します。
Instagramのストーリーズを活用して広告を配信できます。ストーリーズは24時間で消える15秒間の投稿形式となっており、フルスクリーンで表示されるのも特徴です。
ユーザーがフォロワーのストーリーズをチェックする合間に広告を差し込めるため、自然な形で閲覧してもらえる点も魅力といえるでしょう。
フィードとはInstagramのタイムライン上に表示される投稿です。フィードへの広告配信では、例外はあるものの自社商材と興味・関心の関連性が高いとされるユーザーに対して表示可能。
タイムラインをスクロールしていく中で広告に目を留めてもらえるため、興味を持ったユーザーに訴求しやすい点が特徴です。
リールは縦型最長90秒の動画を投稿できる機能です。ストーリーズ広告よりも尺が長いため、クリエイティブの幅が広がり、ストーリー性のある訴求も有効になります。
また、リールを使った広告ではフルスクリーンで配信できる点も特徴です。ストーリーズと異なり、削除しない限り消えることはありません。
見やすいショート動画を通じてターゲットに訴求できるため、大きな広告効果も期待できます。
発見タブとは、ユーザーに興味のありそうなコンテンツを検索できる機能です。ユーザーの閲覧傾向などからコンテンツが表示されます。
発見タブは、投稿されたコンテンツの間に広告コンテンツが表示される仕様のため、自然な形でユーザーに広告を見てもらうことができます。
発見タブでは画面に多数の投稿が表示される分、ユーザーの興味を強く惹きつける広告コンテンツの制作が重要です。
ショップとはInstagram内に商品タグを付けて投稿する機能です。ユーザーは商品タグから直接商品の購入ページに遷移できるため、広く利用されています。
ショップ機能を利用した広告では、売上に繋がる、商材やブランドに興味を持ってもらえるなど、高い広告効果が期待できます。
届けたいユーザーや訴求したい商材に応じて、適した形式の広告を活用しましょう。
本項では、実際にInstagram広告の成功事例を3つ紹介します。
1つ目に紹介する事例は、結婚相手紹介サービスを提供するA社です。
A社では自社サービスの新規会員獲得を目指し、Instagramのストーリーズに広告を配信、資料請求を促すよう施策を展開しました。ストーリーズに投稿する広告ではストーリー性の高いコンテンツを配信し、自社のブランドメッセージが伝わるように訴求。
広告のクリック率は60%以上向上し、クリック単価も40%程度抑制することに成功しています。自社サービスとInstagramのストーリーズの親和性を上手く利用した成功事例といえるでしょう。
続いて紹介する成功事例は、数十年の歴史を持つアメリカの老舗飲料ブランドの成功事例です。
B社は店舗での売上アップを目指し、Instagramのフィードやストーリーズなど、さまざまな配信面で広告を配信。試行錯誤の中で、リールを活用した広告配信も活用していきました。
フィードなどの広告配信と並行してリールも有効活用した結果、広告の費用対効果は2.4倍、目標である店舗での売上も増加するといった成果を出すことに成功しています。
最後に紹介するのは、電子書籍配信サービスを手掛けているC社の事例です。
C社では新規の会員登録を目的とする広告のみではなく、ユーザーに自社ブランドを「電子書籍といえばC社」と認知してもらうことを重要ととらえ、自社ブランドの認知獲得を目標に据えました。
実施した施策としては、リール動画を活用したクリエイティブのほかにもアンケート機能、タップアンドホールド機能などInstagramならではのフォーマットを活用。
また、自社広告に起用したタレントの顔を漫画キャラクターの顔にするARクリエイティブの施策も実施し、反響を呼びました。
これらの取り組みの結果として、約2倍の広告想起、約5ポイントのメッセージ想起と、目標としていたブランドの認知獲得で大きな成果を出しています。
紹介した成功事例と自社の状況を照らし合わせつつ、戦略策定に役立ててみてはいかがでしょうか。
本項では、Instagram広告で成功を収めるために必要な3つのポイントを解説します。
Instagram広告においては、ターゲットとペルソナを明確に設定しておくことが重要です。
ターゲットとは「集団的な属性」です。性別、年齢、地域といった情報から自社のユーザーと近い顧客層を「ターゲット」と呼びます。具体例を挙げるとすれば、「20代の男性」や「〇〇県に住んでいる30代の女性」といった大まかな属性になるでしょう。
一方、ペルソナはターゲットの解像度をより細かに設定した人物像です。生活スタイルや性格なども設定するため、「個人」として顧客を想定します。
Instagramはユーザーの興味や関心が色濃く利用傾向に反映されるSNSです。そのため、どのような属性のターゲットに向けて広告を配信するか明確にしましょう。
ターゲット層を起点に解像度の高いペルソナを設定していくことで、Instagram広告の成果につながります。なお、ペルソナについては広告配信を行う中で、常に検証と検証結果をもとにアップデートを行うことが重要です。
前述したように、Instagram広告ではさまざまな配信面に広告が出稿可能です。そのため、自社商材と相性の良いフォーマットで広告配信を行うことも成功するうえで重要なポイントとなります。
たとえばアパレル商品や化粧品などを訴求したい場合、魅力が伝わりやすいようストーリーズやフィードを活用し、視覚的にアピールしつつ、ショップ機能で購入に誘導するといった導線構築が可能です。
まず訴求商材から相性の良いInstagram広告のフォーマットを決定し、そこから施策を展開していくようにしましょう。
Instagram広告において、コンテンツのインパクトは重要な要素です。コンテンツのインパクトを高めるうえで、タレントの起用は効果的な方法の一つといえます。
タレントを広告に起用することで、商材の安心感を高めつつ、コンテンツの魅力を底上げできます。また、タレントという存在がコンテンツに入ることにより、商材をより強くアピールすることができます。
自社のブランドとタレントのキャラクターを紐づけることで、より高い広告効果を期待できるでしょう。自社ブランドの強化や認知度アップも図っていきたい場合には、タレントの広告起用がおすすめです。
自社でInstagramを運用する際は、本項で紹介したポイントを参考にしてください。
本記事では、Instagram広告の概要や種類、メリットや成功事例を解説しました。Instagram広告では視覚的な訴求がしやすく、自社の商品・サービスを魅力的に見せやすい媒体といえます。
なお、Instagram広告で商材・サービスを魅力的に見せたい場合、タレントの起用が効果的です。タレントの起用には通常大きなコストを要します。予算の面からタレントの起用を断念したことがある企業も多いのではないでしょうか。
そのような場合には、タレントサブスクサービスの利用がおすすめです。タレントサブスクとはサブスクリプションでタレントの素材を広告などの制作に活用できるサービスで、近年注目を浴びています。
また、既にInstagram広告の制作にタレントサブスクの導入を検討している場合には、弊社が提供する「ACCEL JAPAN(アクセルジャパン)」をご利用ください。
アクセルジャパンではタレントの提供素材を豊富に取り揃えており、Instagram広告をはじめさまざまな広告配信に活用できます。
また、通常タレントサブスクでは提供元を示すクレジット表記が必要となりますが、アクセルジャパンではクレジット表記不要※で広告を配信可能です。そのため、オリジナルキャスティングのように自由度高く広告クリエイティブを制作いただけます。
その他、定期打ち合わせやInstagram広告での成功事例紹介など、初めてタレントサブスクをご利用いただく企業をサポートするバックアップ体制も万全です。ぜひお気軽にご相談ください。
(※規定あり)