肩こりや腰痛でお悩みの方には救いの手となる「整骨院」。しかし整骨院の数は現在5万箇所にのぼる※といわれており、競合店舗が多い市場で頭一つ抜きん出るには難しい状況が続きます。
ひいては集客面において、お困りの事業者の方も多いのではないでしょうか。
整骨院を安定して経営していくためには、効果的な集客方法で新規患者を獲得し、リピート率も伸ばさなくてはいけません。本記事では、整骨院における効果的な集客方法とともに、集客を成功させるポイントなどを紹介します。
目次
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まず本項では、整骨院において集客が失敗してしまう理由について解説します。集客面でお悩みの方は、以下の点に自店舗が当てはまっていないかを確認しましょう。
整骨院の集客に失敗してしまう要因の一つに、店舗コンセプトの不明確さが挙げられます。全国5万箇所にのぼる競合店から自店舗を選んでもらうためには、自店のもつ強みを打ち出さなくてはなりません。
存在感を出すのに必要なのが「コンセプト」です。たとえば女性の骨盤矯正に特化している、腰痛を治すのが得意…など他店にない強みをコンセプトに立てると、顧客の注目を集められるでしょう。
ターゲットを絞り切れていないことも集客難につながります。たとえば骨盤矯正に特化している整骨院であれば「20代~30代の既婚女性で出産後の腰痛や姿勢の悪化に悩んでいる方」といったように、ターゲット像を具体的に絞り込めるでしょう。
ターゲットを絞り込んでアプローチをかけると、自身の悩みを解決してくれると感じた患者が訪れやすくなり、結果的に集客率の向上につながります。
競合店舗が数多く存在する整骨院業界において、他店との差別化は図っておくべきでしょう。
たとえば肩こりで通院を検討している患者がいた場合、施術価格が同じ整骨院でも「肩こりが軽減した」といった口コミ評価の高い店舗を選ぶはずです。
自店の強みを引き出すコンセプトの立案や口コミ施策を用いるほか、地域住民の性質などをしっかりリサーチしておくと他店との差別化が図りやすくなります。
自店をアピールするためのホームページやチラシ、看板などに信頼できる情報が記載されていないと、患者は別の店舗を選んでしまいがちです。集客に伸び悩んでいる場合は、自店の広告や販促物の内容を見直した方が良いでしょう。
たとえばWebサイトに施術者の経歴や資格の有無を記載したり、メディアに取り上げられた実績を掲載したりすると、信頼性が高まり患者が自店に足を運んでくれるようになります。
集客で失敗してしまう理由はさまざまですが、その多くは店舗のコンセプトやターゲットの明確化がなされていない面にあります。まずは自店舗がどのような層を獲得したいか、他店舗との差別化は図れているかを確認して効果的な集客につなげましょう。
本項では整骨院において効果的な集客方法を解説します。
新しい整骨院を探す患者の多くが、ホームページの閲覧を行います。その際、内容に違和感を覚え、自身の悩みを解決してくれないと判断されると来院の見込み顧客を逃してしまいます。
ホームページを制作・リニューアルする際には以下の点をクリアしているかを基準にしてください。
● デザインが見やすい
● 施術者の顔写真や院内の様子が掲載されている
● 施術内容の明確さ
● 他の患者の声が掲載されている
● メディアへの掲載実績がある
● 料金が明瞭
上記の点をチェックして、基準を満たしていない場合は顧客を逃している可能性があります。今一度自店のホームページを見直してみましょう。
整骨院を探している患者の多くが、ポータルサイトを使用して予約を行っています。インターネットを利用して整骨院を探す場合、「地域名×整骨院」とキーワード検索する可能性が高く、その結果ポータルサイトが検索上位に表示される傾向があるからです。
新規顧客を増やしたい整骨院は、ポータルサイトに登録すると集客のチャンスが見込めるでしょう。
スマートフォンが普及する昨今、SNSの運用も重要な要素となります。ターゲットとなる顧客の多くは、情報収集にSNSを用いて自身の症状を解決してくれる整骨院を選んでいます。
そのため、情報発信の手段としてSNSを活用することで、自店を広く知ってもらえる可能性が高まります。
冒頭でホームページの制作・リニューアルが重要という説明をしました。しかし、せっかく改善したホームページも見てもらわないことには集客につながりません。その際に取り組みたいのがSEOです。
戦略立てたうえでSEO対策を行うと自店のホームページが検索上位に表示され、見込み顧客にアピールできるチャンスが増加します。
Googleビジネスプロフィールは、自店の情報などを登録しGoogle検索やGoogleマップ上で情報を表示してくれるツールです。
自店の情報をGoogleビジネスプロフィールに登録しておけば、地域住民への認知拡大につながります。知名度のアップや集客の向上を期待するうえで、必須なツールともいえるでしょう。
競合となる整骨院が増加するなかで自店舗の経営を向上させるためには、戦略的な集客活動によって顧客を獲得し、リピートしてもらうことが重要です。
Googleビジネスプロフィールの作成やホームページ・SNSを活用して、効果的に集客施策を行いましょう。
整骨院のある地域で長く暮らす高齢者も忘れてはいけない顧客層です。高齢者はWeb集客では取り込みにくいため、高齢層に向けた集客アプローチも学んでいきましょう。
高齢層には、実際に体感してもらえるような集客方法が効果的です。以下のようなアプローチ方法を試してみてください。
● 地域イベントへの参加・開催
● クーポン付きチラシの制作・街頭配布
● 地域情報誌や新聞への掲載
● 看板やウェルカムボードの設置
● 駅や商店街への看板設置
インターネットを活用していない高齢層を顧客化するには、密な地域コミュニケーションを取ることが重要です。チラシのポスティングや地域情報誌への掲載、コミュニティへの積
極的な参加を心がけ、整骨院の来院数を増やしましょう。
自店の屋外看板やチラシ、またWebバナーなどを制作する際にはタレントを起用するのも効果的です。
若年層から高齢層まで、多くの消費者から認知のあるタレントを広告に起用すると、他店との大きな差別化が図れます。また好感度の高いタレントを起用すれば顧客からの安心感や信頼感も得られるでしょう。
実際に女性タレントをイメージキャラクターに起用して、新規の顧客を増やす施策は、整骨院をはじめ多くのクリニックで取り組まれています。
自店の集客において、タレントパワーを借りるのは非常に効果的です。まずはチラシや看板にタレントを起用して顧客の信頼と安心感を獲得しましょう。足を運んでもらいやすい店舗づくりを意識するのが効果的な集客への第一歩です。
本記事では、整骨院における効果的な集客方法や、成功ポイントについて解説しました。
自店の経営を安定させるにはWebやSNSを用いた現代的な集客法と、ポスター掲載やチラシ配布といったオフラインでの集客法を上手に使い分けるのがポイントです。
オフライン施策も行うことで、Webだけでは情報が届かない層に向けたアプローチが可能になります。
認知を広めるためには、各プロモーションに著名タレントを起用するのも良い方法です。
しかし、 タレントを起用したくとも、キャスティング費用が高くて検討できないとお考えの方も少なくないのではないでしょうか。そのようなときにおすすめなのが、タレントサブスクです。
タレントサブスクサービスを提供する「ACCEL JAPAN(アクセルジャパン)」は低コストでタレントの素材を利用できます。
ホームページやWeb広告での利用をはじめに折り込みチラシやCMなど、活用方法はさまざまです。本記事で解説した施策を行いつつ、差別化を図る一環としてタレント起用を検討してみてはいかがでしょうか。